商品コード: 1-0319

『ノルウェー国南極学術調査隊報告』

販売価格:
200,000円    (税込:220,000円)
関連カテゴリ:

稀覯古書目録 > 地理学関連書籍

AMUNDSEN, Roald
The South Pole An Account of the Norwegian Arctic Expedition in the 'Fram' 1910-1912
1911. 1st edition. London: John Murray. 2 volumes. 1st volume: xxxi, 392 pages.136 illustrations and 21 maps including charts. 8vo (170x235).

ロアルド・アムンゼン
『ノルウェー国南極学術調査隊報告』

ロアルド・アムンゼンは、1903年から1906年にかけての北極探検から4年後の1910年に、フラム号を操って南極大陸の調査に乗り出し、1912年にその任務を終了している。この南極探検の調査記録が本書である。第一次世界大戦後の1918年には、マウド号に乗り、ノルウェーを出発、シベリア北部の群島を通って北極横断を試みるも、不安定な極地海流が原因で失敗に帰した。以後、航空機による極地探検を企て、1926年5月には、米国のリンカーン・エルズワース(1880-1951)、イタリアのノビレとともに、飛行船ノルゲ号に乗って北極地方を横断し、アラスカに着陸した。その航空時間は71時間、飛行距離は2700マイルであった。1828年ノビレの航空機イタリア号が北極地方で遭難したことを聞き、捜索のため、ベルゲンからスピッツベルゲンに向かったまま行方不明となった。 第一巻では、南極探検の歴史が解説され、南極大陸調査に向けての準備活動、越冬生活の有様、南極大陸の冬の終りなどが、克明に記録されている。続く第二巻では、南極点までの到達記録、フラム号航海記、南極大陸の気象観察・地質調査・天体観測・海洋調査などの報告が意を尽くして行なわれている。150枚以上にのぼる写真・海図・地図・気象グラフなどの豊富さと緻密さが、この南極大陸調査の意義を示して余りあると言えよう。
  • 数量:

この商品に対するお客様の声

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。